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キラカガ、ハピバ!

ギリギリになりましたが…

キラカガリ
HAPPY BIRTHDAY!!

毎年のことですが、生まれてきてくれてありがとうー!
どこかのゲームを引用する訳じゃないですが、生まれた意味を知るガンダムですYO!
Uちゃんも触れていますが、種運命放送終了から既に長い時間が経っていますけども、ここまではまった作品、CP(アスカガ)はありません…。
そしてアスカガ並に私は愛を注いでいます。えぇ、注いでます。
このヒビキ双子に!!!!!
愛の形は違うけど(恋愛と家族愛)、この双子の愛くるしさといったら、もうー!!!

ってことで、誕生日限定「ガチンコ☆双子小説」を置いときます。
恋愛要素はないけど、ちょっと近いところはあるかもしれません。
苦手な方はここのページを強制終了しちゃって下さいませ。

それでは、以下小説です!




私達はいつも一緒。

笑っている時も。

泣きじゃくっている時も。

それが私達の日常であって、不変の法則。

私が、右手でぎゅっと握ると

キラは、左手でぎゅっと握り返してくれる。

そう、いつだって。






「かがりー!」

ぶんぶん、と目一杯腕を振りながら、一生懸命こちらに向かって走ってくるキラを見て、
ただでさえ溢れそうだった涙が、ついにこぼれた。

「うわぁーん!きらぁー!」

線が切れたように、後から後から涙が出てくる。
その場にぺたん、と座り込んで、ひっく…ひっく…と両手で涙を拭いながらしゃくり上げても、まるで痛みが引かないらしい。
膝を擦り剥いたのは、少し前だというのに(現に血は止まっていた)、
キラの顔を見た瞬間、ふぇ…と、顔を歪ませ、体を震わし、ついには声を上げて泣き出してしまった。


hain

事件現場は幼稚園内のブランコ。
5歳児にして身体能力がずば抜けていたカガリにしては珍しく、どうやらバランスを崩して、落下してしまったらしい。
幸い、高さもあまり無かったこと、反射的にカガリ自身が上手く受身を取ったことから怪我も大したことはなかったが、
その事故現場を目撃した周囲の幼稚園児の衝撃、そして落下した衝撃音はそれなりのものだった。
担当の保育士も何事かと、すぐに駆けつければ、カガリが呆然とした様子で土を被って倒れている。

「だ、大丈夫?!カガリちゃん!」

すぐに駆け寄り、土を払いながら起こすと、カガリの目はまだ見開いたままだった。
あぁ、泣いてしまう。
その瞳を見て、あやすようにカガリを抱きしめると、カガリはようやくびくっと反応した。

「…へ、へいき…だもん…」

「っ、」

しかし予想に反して、耳に届いた声は泣き声ではなく、ぐ、と何かをこらえたような声だった。
あまりにもしっかりとした声だったので、思わずカガリの体を離し、その表情を見つめると、

「かがりは…つよいこだからへいきだもん」

もう一度、確かめるようにカガリは呟き、へへっ、と笑ってみせた。
擦り傷の痛みだろう、少し顔を歪ませ、うっすら涙を浮かばせてはいたが、確かに力強くそう言いのけた。
あらあら、さすがカガリちゃん…いえ、カガリ王子ね。
幼稚園内の女の子達、また保育士達から、その男気っぷりを表すものとして呼ばれた、このあだ名。
カガリと同じくらいの幼子、特に男の子はちょっと怪我をしただけで、涙がぶわっとあふれるくらいが普通だが、
「おりる」、そう呟いて既に自分の腕から離れようとするカガリの男らしさは、やはり関心してしまう。
親が親であれば、子も子なのだろう。
威厳たっぷりのカガリの父を思い出し、保育士は自ら立って土を掃っているカガリを前に、頬を緩ませた。
よいしょ、と自分も立ち上がって、カガリが届かないであろう背中を中心に優しく土を掃ってやる。

「カガリちゃんは本当に強い子だね。」

きっとカガリちゃんと結婚する人も、強くてかっこいい人なのかな。
そう言い掛けたところで、カガリの表情がぐにゃりと変わった。

それが騒ぎを聞きつけて、教室で遊んでいたらしいキラが走ってくる姿を見た、まさにその瞬間だったのである。





教室からブランコまでの距離まで、およそ150m。
幼稚園児でこの距離を全力で走るには、かなり辛いものがあるだろう。
キラは息を切らしながら、たたたた…、とカガリ目掛けて全力疾走した。


わー!っと、だれかがおおきなこえでさけんだ。
みんながぶらんこのほうへあつまってる。
となりのゆりぐみのせんせーも、ぶらんこにはしってった。
ぼくはどうしたのかなあ?っておもって、くれよんをおいて、そとにでた。
そうしたら、かがりがぶらんこのまえでころんでるのがみえた。

「かがりっ」

ぼくはかがりのもとへ、”もうだっしゅ”をした。
だって、かがりはなきむしだから。
かがりはつよいこだって、せんせーがいってたけど、かがりはなきむしなんだ。
だから、ふたごのぼくがかがりをまもってあげるんだ。

「…はぁ、はぁ…っ」

近づく度に大きくなるカガリの泣き声に、キラの不安は更に増し、胸の辺りがぎゅっと痛くなる。
はやく、はやくいかなきゃ。
…たったったった…たったったった…
走る足音を聞きながら、キラは自分に羽根があって、空を飛べたらどんなにいいだろうと考えた。

そうしたら、いつだってすぐにかがりのもとへとんでいけるし、
かがりのだいすきなをおーぶのそらをいっしょにとべば、かがりはなきやむかもしれないのになぁ。



カガリの泣き声は、キラにとってどんな声よりも痛くて苦しかった。





一方まさに現場では、突然号泣し始めたカガリに、保育士があたふたと対応に追われていた。
どんなに涙を拭いても、よしよし、と背中をさすっても、どこか痛い?と尋ねても、カガリは座り込んだまま、顔を空に向けてわんわん泣いている。
時折キラの名前を呼んでいる…ように聞こえたが、すぐにカガリ自身の泣き声で掻き消された。
---一体どうしちゃったのかしら、あのカガリちゃんがこんなに泣くなんて…。
思い返しても、カガリが泣くということは滅多に無かった。
男の子を泣かせることはあっても、泣かされるようなことも無かった気がする。
それだけに今回の対処法が分からず、困り果ててしまったことは否定出来ない。

「かがりっ」

そこへカガリの双子の弟であるキラが、此方に向かって走ってきた。
先程までカガリの隣のクラスでクレヨンで絵を描いていたと思ったが、いつ気付いたのだろう。
そんな小さな疑問は、キラの必死な表情から、直ぐにキラがどんな思いで走っているのか、に切り替わる。
キラくん、と名前を呼ぼうとした時には、キラがカガリをぎゅっと抱きしめていた。

「…うわーんっ、ひっく…き…らぁ…」

カガリはまゆげをへの字に曲げたまま、涙をこぼし、両手を差し出してキラを迎えた。
キラはそれが分かっていたかのように、へたり込んだままのカガリをぎゅっと抱きしめる。

「かがりっ、だいじょうぶ?ころんだの?いたいの?」

「…んっ、ひっく、ひっく……」

「そっか。いたいよね、こわかったよね。よくがまんしたね。えらいえらい。」

ぎゅっと抱きしめたまま、片手でよしよし、とキラが背中を擦ると、ようやくカガリの震えが止まり始める。
キラの肩に顔を埋めたまま、くすん、と鼻は啜っているものの、すっかり涙君とはさよならしたようだ。
先程までの男らしさから、今度は守ってあげたくなっちゃうようなお姫様に変わったカガリ。
そのカガリの王子様は、紛れも無くカガリの片割れ、キラ。
まるで何かの少女漫画のような世界が眼前に広がっていて、5歳児にもかかわらず、画になってしまう。
この2人って妙に大人びているけど、ただ仲がいいと言うよりは……。

「カガリちゃん、キラくん…」

と、思い当たったところで、気遣わし気に声を掛ける。
その声を受けて、すぐに顔を上げたのはキラだった。
笑っているけど、瞳は笑ってない。
責めている訳ではないけど、どこか冷たい視線。
まるで「どうしてけがしたの?せんせい」と、聞こえない声が聞こえてくる。
誰が?なんて、考えなくても目の前の2人を見れば分かるというものだ。

「、」

しかしその視線はほんの一瞬のことで、にこっと、いつもの花が咲き誇ったような笑顔を向けてきた。
あぁ、だから大人びてるって思っちゃうんだ。
妙な冷や汗を体に感じながら、つられるようにかちこちの笑顔を顔に貼り付け、キラの目の高さに合わせながら、もう一度「大丈夫そう?」と声を掛ける。
自分でも、どうしてばつの悪い思いをしないといけないのかしら、なんて思ってしまうが、これ以上は深く考えないようにする。


「うん。もう、だいじょうぶだ。ね?かがり」

ね?と、温かい眼差しで(そんな眼差しが出来る5歳児にも驚いたが)、キラがカガリを覗き込むと、カガリはうつむきながらも、こくん、と頷いた。
双子だからか、2人だからか。
まるで会話はなくとも、互いの気持ちが手に取るように分かるようだ。
保育士もその様子を見て、ようやく胸を撫で下ろす。いつも以上に感じる疲労と共に。

「じゃあ今から先生と一緒に、職員室に行きましょう?怪我の治療をしないとね。」

すっかり涙が止まったカガリを見て、そろそろ教室に戻らないといけないことを思い出す。
そしてその前に行うべき、治療も。
キラ、カガリ2人の頭をそれぞれ撫でると、2人は同時に「はーいっ」と幼稚園児らしい、元気な声を出して、立ち上がった。

「さぁ、皆も一緒に教室に戻るわよー!次の時間は皆の大好きな積み木と粘土をしまーす!」

ぱんぱん、と手を叩き、カガリの様子を見に来ていたほかの幼稚園児達に声を掛けると、
双子と同じ様に元気な声を出して、皆それぞれが教室に戻り始めた。

「きら……」

おずおずと、カガリがキラに向って右手を差し出すと、
キラはそれを見て、直ぐに左手を差し出し、ぎゅっとカガリの手を握った。
それはカガリが、目に見えてキラに甘える時の仕草。
キラも幼いなりに理解しているのか、その手にちゅ、と小さく口付けをした。

「き、きらぁ!」

これに驚いたのはカガリである。
よくは分からないが、絵本かなにかで見た王子様のようだった。

「かがりはけがしてるから、ぼくがえすこーとしないとね!」

「え?えすぅ…?」

「えすこーとだよ!ぼくはかがりのふたごでしんしだからえすこーとするんだ!」

って、ちちうえがいっていた、とキラが付け加えたところで、カガリは”?”マークを頭に浮かべながらも頷く。
そしてしばらくの間、手にキスをすることが紳士でありエスコートである、というどこか間違った意識がここに確定した。

「じゃあかがりひめ!ぼくがえすこーとしまーす」

「ひ、ひめっていうなぁぁ!」



そうして2人仲良く、手を固く結び、教室へと戻っていった。
まるでこのあとも、これからもずっと、ずっとこの結び目が解けないかのように。




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うわ、なんかもう…
ごめんなさい!!(滝汗)
でもすっごく楽しかった!すっごく満足した!!!
この双子、日常生活でいつもべったり…っていう訳じゃないけど、依存度は高いんです。
なんかこう怪我をした時って、すごく安心する言葉を掛けられたり、すごく安心する人が側にくると一気に痛みや涙が出てきませんか?
カガリもキラも、そのスイッチが一緒なんですよね。っていうお話。

そんでもってこのシリーズ、ちょっと続きを書きたくなった(笑)
ちなみに設定としては、オーブの獅子丸幼稚園(…)が舞台。
アスランとラクスはまだ出て来ません。
アスランは小学校で、ラクスは中学校で双子と出会います。
アスランは小学校の高学年辺りでカガリに意識をしていますが(本人無自覚)、キラにはもろバレな訳で、お前にうちの姫はやれねーよ宣言をしちゃう訳です。
そんで負けず嫌いのアスランは、無自覚のくせに、そんなことない!と少し意味不明の宣言をしちゃう展開。
で、アスランの親戚のラクスが中学で登場して、キラ、カガリ共に互い以外への、興味や愛情を見つけちゃうっていう…
双子☆ラブコメを、誰か書いてくれまいかー!
(↑他力本願)
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theme : 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
genre : アニメ・コミック

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プロフィール

みかん

Author:みかん

懐アニ大好きな隠れヲタクです。
見た目は童顔、趣向は昭和寄り。
アラサー主婦をやっています。

特に愛を注いでいる作品↓
・薄桜鬼(沖千・原千)
・ガンダムSEED
 (アスカガ・双子・キララク…etc)
・らんま1/2(乱あ)
・ヴァンパイア騎士(枢優)
・コードギアス(スザルル)
・RDG(みゆみこ)
・刀剣乱舞
(いちさに、しょくさに、つるさに)

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